アニメ「艦隊これくしょん -艦これ-」

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シングル発売記念イベントレポート

3月14日、TVアニメ『艦隊これくしょん -艦これ-』のOP/EDテーマシングルのリリース記念イベントがダイバーシティ東京プラザ フェスティバル広場にて開催。AKINO from bless4と西沢幸奏が出演し、それぞれOP/EDテーマをはじめとする最新シングル収録曲を熱唱した。

優先観覧スペースの開場とともに続々と入場していく提督(ファン)の方々で、開演時にはスペースは満杯に。総勢2,000人を越えるファンに、作品の人気とふたりの生パフォーマンスへの期待感の高さを伺わせる。

 

まずイベントの幕開けを飾ったのは、西沢幸奏。彼女の歌うEDテーマ「吹雪」からイベントはスタートする。やはりこの曲で印象的な部分といえばハイスピードに畳み掛けるサビの三連符部分だが、生歌でもそれをいともたやすく乗りこなす彼女。しかもとんでもないことに、一音ごとの発音も実に明確で、その他のパートも含めて圧倒的な歌唱力を見せつける。圧巻のステージを前にしたファンからは賞賛の声と拳が挙がり、彼女のステージングを後押ししていた。

そんな彼女も、歌い終わればデビューしたての18歳。歓声や振られるペンライトを目の当たりにし、改めて嬉しさと驚きの入り混じった表情を浮かべる。その歓声に応えるかのように、「吹雪」を歌うときの自らの心情を「いつもピュアでがんばり屋さんな吹雪の心をイメージしながら歌っています」と語っていた。また、自身がグランプリを受賞したフライングドッグオーディションの課題曲のひとつが「創聖のアクエリオン」であったことから、「今回のAKINOさんとの顔合わせに非常に運命を感じた」とのこと。

そして今度はカップリング曲「Meaning」を披露。初々しさも残るMCと対照的に、「皆さんも一緒に!」と観覧者を煽るなど、既に風格バッチリのステージングで最後まで堂々と歌い切った。まだスタートしたばかりの彼女の“これから”にも、ワクワクが止まらなくなるパフォーマンスだった。

 

続いてAKINO from bless4のステージ。まずは最新シングルのカップリング曲「Just Moving On Now」で、場を完璧にノセる。歌唱中、キメなどで見せる身体をも使った“トータルパフォーマンス”のキレは、実に素晴らしかった。ただ、それはもちろん歌声あってのもの。表情に伴って鮮やかに色合いを変える圧倒的なボーカルワークが下地にあるからこそ、より輝くのだ。

MCで、先ほどの西沢のエピソードを受けて「彼女の歌うバージョンも聴いてみたい」と語ったAKINOは、推し艦娘が吹雪と赤城であることにも触れたところで改めてファンに問う。「“あの曲”聴きたいですか?」と。彼女の「皆さんに曲紹介をしてもらいましょう!」との発案から、その曲のタイトルはお台場に響き渡った。そう、「“海色”!」と。

そんな始まり方をしたものだから、「海色」の盛り上がり方は段違い。サウンドはもちろん、AKINO自身もパワフルな歌声で提督たちをグイグイ引っ張る。会場のテンションは最後の最後まで上がり続け、優先スペース以外の観覧者までもが熱狂の渦に巻き込まれていった。その雰囲気を感じたAKINOが全ての観覧者に届くようにくまなく歌声を届けようとする姿も、生のステージならではのアツいものである。


 

こうして幕を下ろしたライブステージに続いては、ふたりによるポストカードのお渡し会を開催。ファンの言葉に笑顔で応えるふたりとさらにそれ以上の笑顔を見せるファンとの間では、ポストカードに加えて互いの想いも交換していたに違いない。

無事お台場でのイベントは終了したが、来る3月21日には大阪・千里セルシー セルシー広場にて再びリリース記念イベントが開催予定。さらに3月25日には、イベントでも予約受付が行われた「TVアニメ『艦隊これくしょん -艦これ-』オリジナルサウンドトラック”艦響”」と「TVアニメ『艦隊これくしょん -艦これ-』キャラクターソング“艦娘乃歌”」も同時に発売される。アニメはもちろん、音楽の面でも広がり続ける『艦これ』の世界を、これからもぜひお楽しみいただきたい。

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